上田綺世が終了間際の決勝弾! 待望の今季2得点目を指揮官は称賛「努力は報われるもの」
3-2で勝利
17日に行われたエールディヴィジ第26節、日本代表FW上田綺世が所属するフェイエノールトはアウェイでSCヘーレンフェーンと対戦。3-2で勝利を収めた。 ベンチスタートとなった上田はフェイエノールトが2-2に追いついた直後の75分、FWサンティアゴ・ヒメネスに代わって投入された。迎えた88分、相手DFのGKへのバックパスがミスになったところに上田が素早く反応。ボールを奪うとGKとの1対1を冷静に沈め、待望の今季2ゴール目を挙げた。 試合後、指揮官アルネ・スロット監督は「上田はかなり長い間苦しんできた」と切り出した。オランダ『FR12.nl』が伝えている。 「第一にストライカーは点を決めたいし、可能ならば重要な場面で決めたいと思うものだ。上田は何度もそれに近づいていた。(2023年11月7日、CLグループステージ第4節の)アウェイのラツィオ戦、終了間際の決定機を今でも覚えている。(今日の得点は)彼にとって喜ばしいことだ。なにより上田には“ゴール”が必要だったんだ」 「日本人はクラブからの信頼に応えたいという気持ちが強い。それが十分に成功していないことを、彼はもどかしく思っていた。上田は常に努力を続けていた。努力は報われるものなんだ」 上田の今季2点目は、フェイノールトのわずかに残る優勝の可能性をつなぎとめる貴重な決勝点。今シーズン、21得点を記録している絶好調のヒメネスが定位置を確保し、上田の出場機会は限定的だった。しかし、指揮官の言葉にもあるように短い出場時間のなかでも、上田はもがきながら努力を続けてきた。チームを救う値千金の決勝点は日本代表のストライカーにとって重要な意味を持つものになるはずだ。
構成/ザ・ワールド編集部