大阪・松井市長 府大・市大の新統合大学について「大阪経済成長させるアイデア生み出せる」定例会見全文(2)
府大・市大の新統合大学に期待することは?
大阪・松井市長 府大・市大の新統合大学について「大阪経済成長させるアイデア生み出せる」定例会見全文(2)
━━テーマ変わるんですけど、明日、市議会開会で、議案として府大・市大を2022年度に統合する議案を出されると思うんですけど、統合が実現すれば、国内最大規模の公立大学ということで、改めて新大学に期待することと、あと地域への貢献についてはどういったものになるのかについてお考え聞かせていただければと思います。 【ノーカット】大阪市・松井市長が定例会見(2020年2月6日)
松井:地域への貢献についてはシンクタンク機能として、様々なビッグデータを活用しながら、まずは大阪の経済を成長させる、そういうアイデアを生み出せる大学になると思ってますし、今回万博のテーマ『いのち輝く未来社会のデザイン』にもつながりますけど、人が人生最後まで機能を維持しながら豊かに暮らせる、そういうものを生み出してくれる、そういう大学になる。高いポテンシャルを持ってる大学だからこそ、世界から若い研究者が集まるそういう大学に間違いなくなってくれると思ってます。国も今、国立大学の統合ね、もう当然の話なんですよ。人口減少で若者減るわけですから。今の国立大学の数がそのままね、定員満員で成り立つというのは考えにくいんでね。国も今、経営統合という形で法人統合を考えてますけども、国の場合は1法人、2大学3大学方式ですけども、我々は1法人1大学にすることによって、日本のこれからの社会構造変化に耐えうるそういう教育機関にしていきたいと思っています。
キャンパスは森之宮の予定・エリアへの期待は?
━━予定されているメインキャンパスが森之宮ということで、森之宮エリアはこのキャンパスを軸に、例えばスマートシティの拠点ですとか、そういったまちづくり構想も進めていくことになると思うんですけれども、エリア全体どういった場所となるように期待されますか。 松井:大阪都心部の東の拠点ですね。大阪市内の拠点と言えば『難波』『梅田』。これが東には『森之宮』ができ、西には『夢洲』ができるという形で、大阪というより関西の中心地を担っていく新たな拠点が森之宮エリアにできると考えています。