リニア工事の“影響”報告遅れ JR東海社長が岐阜県知事に謝罪 井戸などの水位低下問題
中京テレビNEWS
岐阜県瑞浪市でリニア中央新幹線のトンネル掘削工事が影響とみられる井戸などの水位が低下している問題で、4日、JR東海の丹羽社長が古田知事と面談し、県への報告が遅れたことに対して謝罪しました。 この問題は、瑞浪市大湫町で、共同水源などの水位が低下し、一部が枯渇して使用できなくなっているもので、リニア中央新幹線のトンネル工事が原因とみられています。 JR東海は、トンネル工事を一時中断し、水が湧き出ている箇所に、薬液を注入して水を止めるなど、対策を進めています。 4日、JR東海の丹羽俊介社長は岐阜県庁を訪れ、この問題をうけてから初めて古田知事と面談。今年2月、水位の低下が確認されたものの、JR東海は岐阜県に5月になってから報告していて、丹羽社長は、県に対し報告の遅れについて謝罪しました。 古田知事はこれに対し、「2月の時点で専門家を交えた議論をし、対策していればこうした事態にならなかったのでは」などと伝えたということです。