獲得を後悔? プレミアリーグで大苦戦する新戦力(7)恩師の下で冷遇…。ベンチにすら入れない強豪のMF
2024/25シーズンのプレミアリーグ開幕から約1ヶ月半が経過した。早くもチームに欠かせない戦力となっている新加入選手がいる一方で、新天地で自らの定位置を掴むことや苦しいパフォーマンスに終わっている選手もいる。今回は、プレミアリーグで苦戦する新戦力を紹介する(データは2024年10月7日現在)。
MF:キアナン・デューズバリー=ホール(チェルシー) 生年月日:1998年9月6日 今季リーグ成績:3試合0得点0アシスト 今夏にチェルシーの監督に就任したエンツォ・マレスカは、昨シーズンに率いたレスター・シティでチャンピオンシップ優勝の立役者となった教え子のキアナン・デューズバリー=ホールを引き抜いた。 本来デューズバリー=ホールのような監督の教え子は即戦力として主力に定着する機会が多いが、現時点で同選手は出場機会の確保に苦戦をしている。カップ戦では出番を得ているが、プレミアリーグでは直近の2試合でベンチ外となっており、第7節終了時点で3試合にしか出場することができていない。 彼が出場機会を得ることに苦戦をしているのは、シンプルにチェルシーの既存戦力たちの方が指揮官の中での序列が高いからだろう。エンソ・フェルナンデスやモイセス・カイセドらマレスカ就任以前からチェルシーにはクオリティの高い中盤の選手たちがおり、同じく新加入のレナト・ベイガが左サイドバック(SB)としても中盤の選手としても振舞えることから、彼の方が優先的に起用されている。 恩師に連れられた中で新天地デビューに失敗してしまったデューズバリー=ホールだが、10月の第1週に開幕したUEFAカンファレンスリーグ(ECL)では先発出場。ヘント相手に移籍後初ゴールを決めてアピールに成功した。 しかし、その直後に行われたノッティンガム・フォレスト戦でもメンバー外となってしまい、チェルシーの選手層の厚さを前に自らの居場所を見つけることに苦労をしている。
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