トルコ政府“殺害された実行犯2人はPKKメンバー” 大手防衛企業本社で爆発と銃撃
トルコの首都アンカラ近郊にある大手の防衛企業の本社で23日に起きた爆発と銃撃事件について、トルコ政府は殺害された実行犯の2人がいずれもPKK=クルド労働者党のメンバーだと判明したと発表しました。 トルコのアンカラ近郊にある「トルコ航空宇宙産業」の本社で23日、爆発と発砲があり、その後、治安部隊との間で銃撃戦になり、5人が死亡、22人がけがをしました。 実行犯2人は殺害され、当局が身元の解明を進めていましたが、先ほどトルコの内相はSNSに2人はテロ組織に指定されているPKK=クルド労働者党のメンバーであることが判明したと投稿しました。クルド労働者党は、トルコや欧米がテロ組織に指定するクルド系武装組織です。 また、トルコ政府はシリア北部とイラク北部あわせて47か所でテロリストを標的とした空爆をおこないました。アンカラでは去年10月にも内務省の近くで爆弾テロがあり、クルド系武装組織が犯行を認めていました。 エルドアン大統領は「この卑劣な攻撃はテロを根絶するというトルコの決意をさらに強めた」と述べ、テロに対する断固たる姿勢を強調しました。