今後10年間で財政赤字約100億円見込み…笠岡市が95事業廃止など財政健全化プラン素案発表【岡山】
岡山放送
笠岡市は今後10年間で約100億円の財政赤字が見込まれるとして、財政健全化に向けた対策を盛り込んだ今後10年間の改革プランの素案を11月18日に発表しました。 (笠岡市 栗尾典子市長) 「笠岡市の財政を健全化させ、皆様が幸せを感じ、希望を抱けるような施策を展開していきたい」 笠岡市では今後10年間で年平均約10億円の財源不足が見込まれていて、市の貯金に当たる財政調整基金の残高は2024年度末で約5.7億円と、25年度には底をつき、収支が赤字となります。 笠岡市は11月18日、財政健全化プランの素案を発表し、25年度からの10年間で財政基盤の確立を目指すということです。 素案では約340の市の事業のうち、95の事業を廃止、102の事業で一部見直しを進めるなどして歳出の削減を図るほか、市が所有する未利用の土地を売却したり、ふるさと納税を推進し歳入を確保するなど、10年間で約120億円の収支改善を図ることにしています。 (笠岡市 栗尾典子市長) 「皆さんが安心して生活し、将来に対する希望をもって働いて生活できるまちを作っていきたい」 市は11月22日からホームページなどでパブリックコメントを募集し、2025年2月ごろに最終案をまとめることにしています。
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