<スター・ウォーズ最新作>ピンチで深まる子どもたちの絆、成長ぶりに反響続々「最高に良かった」「あと2話しかないとか寂し過ぎる」
「スター・ウォーズ」最新ドラマシリーズ「スター・ウォーズ:スケルトン・クルー」(全8話)の第6話が、1月1日に配信された。アト・アティンという平和な惑星の森の中に眠っていた宇宙船で宇宙に飛び立ってしまった子どもたちは、海賊だらけの惑星で出会ったジュード・ロウ演じる謎の男と共に母星へ帰るべくサバイバル中。子どもらしい好奇心で謎の男を翻弄(ほんろう)したり、ピンチに陥ったりしながら、多くの謎の答えに迫っており、そんな彼らの姿が視聴者の胸を打っている。(以下、ネタバレを含みます) 【写真】いつも冷静でメカに強いKBが大ピンチ…子どもたちの絆が深まる展開に ■明らかになった惑星“アト・アティン”の正体 トラブルメーカーのウィム(ラビ・カボット=コニャーズ)、おっとりさんのニール(ロバート・ティモシー・スミス)、しっかり者の(ライアン・キーラ・アームストロング)、メカに強いKB(キリアナ・クラッター)の4人は、宇宙船にいたドロイドのSM-33と複数の偽名を持つジョッド・ナ・ナウッド(ロウ)と共に、故郷の惑星“アト・アティン”に戻るべく広大な宇宙をさまよっていた。 しかし、アト・アティンは旧共和国時代に実在したが、はるか昔に宝石と呼ばれた他の惑星たちと共に破壊されてしまい、現在の新共和国時代には現存しないと言われている惑星だった。いまや “宝の尽きない失われた惑星”として、海賊の与太話(でまかせ)に登場する幻の惑星に過ぎず、ウィムたちの帰還は絶望的と思われた。 だが、元海賊のキャプテンであるジョッドは子どもたちの話を信じ、時には彼らを救ってくれることも。善人なのか、悪人なのか、曖昧なまま共に旅を続けていると、第5話で惑星の正体が明らかになった。アト・アティンは旧共和国最後の造幣局だったらしい。それが本当なら、子どもたちが当たり前のようにピカピカのクレジット(お金)を持っていたのも納得だ。 ■アト・アティンの宝を狙うジョッドは、フォースの使い手 第2話ではシルヴォ船長、第3話ではクリムゾン・ジャック、第5話ではダッシュ・ゼンティンと呼ばれ、「いくつ名前を持っているんだ?」と呆れられていたジョッド。アト・アティンの宝を狙っているらしいジョッドは出会いからして怪しかったが、フォースらしき力を操ることができたため、ジェダイ好きのウィムが信頼したことで行動を共にしていた。その後、彼が本当にフォースを使えるのか怪しかったが、第5話の序盤、落ち込むウィルを励ます際に力を見せ、どうやら本物らしいことが判明した。 だが、フォースが使えるからと行ってジェダイとは限らない。例えば、ドラマシリーズ「マンダロリアン」や「アソーカ」に登場したアソーカ・タノ(ロザリオ・ドーソン)は、ジェダイ・オーダーを追放される形で辞めており、新共和国時代にはジェダイではなかった。そんな彼女の弟子であるサビーヌ・レン(ナターシャ・リュー・ボルディッゾ)や、元ジェダイの傭兵に育てられたシン・ハティ(イヴァンナ・ザクノ)もジェダイとは呼べない。 また、悪の道に進んだシスもフォースを使うことができる。「スター・ウォーズ」では使い手の心がライトセーバーの色に現れ、ダークサイドに堕ちたシスのものは赤く灯る。ジョッドは第5話でライトセーバーを手に入れているので、それを起動させた時に彼の本心が明らかになりそうだ。 そんなジョッドは第5話で子どもたちを裏切って船長となり、SM-33に彼らを監禁するよう命じた。その後、逃亡した子どもたちは第6話にて惑星のゴミ捨て場に投げ出され、絶望し、ケンカをしながらも支え合い、自分たちの力だけで惑星から脱出することになるのだが、ジョッドは第2話から彼らを追う極悪非道の海賊から子どもたちを守ったように見えなくもない。敵を欺くにはまず味方からというが、ジョッドの真意はどうなのか、残り2話で明かされるのか、気になるところ。 回を重ねるごとに魅力が増す物語に、SNS上でも「支え合ってるの可愛すぎ」「子どもたちの成長が見られるのがいい」「見たかった彼らの物語…最高に良かった」「あと2話しかないとか寂し過ぎる」「残り2話全力で楽しんでいきましょー!」などと、好意的な反応が多数寄せられている。 「スター・ウォーズ:スケルトン・クルー」は、毎週水曜にディズニープラスにて独占配信中。 ◆文=及川静