ヤクルトD2位・松本健吾、プロ3度目の登板は3回3失点 神宮初白星はお預け
(日本生命セ・パ交流戦、ヤクルト-日本ハム、1回戦、7日、神宮)またも悔しさの残る登板に終わった。ヤクルトのD2位・松本健(トヨタ自動車)がプロ3度目の先発も、3回8安打3失点。59球でマウンドを降りた。 【写真】交流戦で談笑するヤクルト・村上宗隆、ロッテ・益田直也、ヤクルト・西川遥輝、ロッテ・沢村拓一 一回、1、2番を抑えるも、2死走者なしから好調の3番水谷にカウント1―2で低めへ落とした変化球をすくわれ、左翼席まで運ばれた。呆然(ぼうぜん)とした表情で打球を見送った松本健は続くマルティネスへの初球、今度は甘く入った変化球を完璧に捉えられ、左翼席へ2者連続本塁打を浴びた。 二回も先頭の上川畑に中越えの二塁打、続く奈良間にも中前打を打たれ無死一、三塁。8番伏見に左前へ適時打を運ばれ、3連打で追加点を許した。味方の好守備もあり何とか後続は無失点で切り抜けたが、三回も2安打を許し、毎回の複数安打を浴びてリードを許して降板した。 5月15日の広島戦にプロ初登板先発で、3安打完封勝利の鮮烈デビューを飾った右腕。続く同26日の中日戦は三回途中4失点で黒星を喫し、「高めに球が浮いていたので、細かいところの修正に取り組んだ。アドバイスもいろんな方にいただき、自分でも動画を見て、しっかり考えながらやってきた」と臨んだ一戦だったが、東海大菅生高、亜大と投げ続けた神宮でのプロ初登板を白星で飾ることはできなかった。(浜浦日向)