15人セクハラに「辞職相当」と断罪、元女性職員が明かした町長の悪質行為「町長室でズボンの上から陰部を触られ…」
岐阜県・池田町長のセクハラ問題について、調査結果が公表された。そこに書かれていたのは、町長室で行われたという悪質なハラスメントの実態。なぜ、町長によるセクハラが相次ぐのか。 【動画】岐阜・池田町長のセクハラの実態とは…
お尻や胸をさわり、キスを迫るセクハラ行為
23日午前8時過ぎに登庁した、岐阜県池田町の岡崎和夫町長、76歳。去年7月、女性職員らから「セクハラを受けた」と告発され、否定していた町長だ。 第三者委員会は、2013年から去年までに勤務した全職員にアンケートを行い、15人に対するセクハラがあったと認定。23日午前、セクハラの疑いを調べた報告書を町に提出した。
第三者委員会の幅隆彦委員長は会見で、「キスしようとしたり、お尻をさわったり、抱きついたり、あるいは胸・胸付近を触ったということがございました」とセクハラの疑いについて説明。続けて、「被害者は入庁間もない若年の職員が多かった」とセクハラを受けた年齢層についても述べた。 アンケートによると、岡崎町長は職員たちに対して、「あんたええな、やせとるで」、「かわいいね」、「太った?」など言葉をかけた他、町長室などで肩やおしりを触ったり、頭をなでるなど数々のセクハラ行為を行っていたという。
町長室で女性職員の陰部をさわる悪質行為
第三者委員会が「特に深刻な被害」と指摘したのは、2014年にあったという被害。町長は、1人の女性職員を4日連続で町長室に呼び出し、数々のセクハラ行為を行ったという。
1日目は、日常会話をした後、「頑張って」と言い、両手で握手したという町長。2日目は、女性に近づき、「細いな。なんや、ちゃんと食っとるか」と言いながら、二の腕をマッサージするように触ったという。3日目には、太ももをズボンの上から、両手で揉むように触ってきたという町長。女性職員は町長に逆らえないという意識から何も言えなかったという。
すると4日目はセクハラがさらにエスカレート。町長がいきなりズボンの上から陰部を触ってきたというのだ。そして、「なんか思うか」と女性職員に問いかけたという。 恐怖を感じた女性は、別の女性職員に相談。すると、町長は謝罪した上で、他言しないように求めたという。