【ライブレポート】小林幸子がサプライズ登場!GENERATIONS新体制初アリーナツアーが開幕
■「胸を張って今まで史上一番良い状態だなといえるので、皆さんの想いを背負いながら新しいGENERATIONSを表現できたらなと思います」(数原龍友) 【画像】福岡公演の様子(ライブ写真全4枚) GENERATIONSが、約9ヵ月ぶり、6人新体制では初となるアリーナツアー『GENERATIONS LIVE TOUR 2024 “GENERATIONS 2.0”』(全国7都市12公演)を9月8日福岡・マリンメッセ福岡A館でスタートした。 2024年、新体制になることを発表。6月26日からメンバー6人としてあらたに活動をスタートしたGENERATIONS。2024年の前半はメンバーそれぞれがソロとしての活動を中心に行い、グループとしてさらにパワーアップするために、メンバー各々が感性を高める期間となった。 そして待望のツアーがついに開幕。6人最初のライブを観ようと各地から駆けつけDREAMERS(ファンの総称)約1万2,000人が、今か今かと彼らの登場を待ち侘びていた。 照明が消え、オープニング映像が流れると、久々に見るGENERATIONSの姿に会場のボルテージが一気に上昇。 ライブ1曲目を飾ったのは2015年5月にリリースされ、DREAMERSの間では名曲として語り継がれている「Evergreen」。音とともに6人のシルエットが映し出されると、悲鳴にも似た歓声が会場中に響き渡った。 この「Evergreen」は今回のツアー用に新たにリアレンジされ、タイトルも「Evergreen 2.0」に。彼らのパフォーマンスがいつもと変わらず色褪せないことを象徴するような仕上がりとなっていた。 壮大さと深みを増した「Evergreen 2.0」に誰もが聴き惚れるなか、曲の終盤に差し掛かったとき、ツアーでお決まりのメンバーの“円陣”が組まれ、その瞬間さらに大歓声が沸き起こった。 ライブの幕開けを飾るにふさわしいまさしく“アガる”曲が続くなか、突如として会場が暗闇に包まれる。 2023年に公開されたJホラーの巨匠・清水崇監督の映画『ミンナのウタ』の主題歌「ミンナノウタ」だ。ダンサーと奇妙な世界を映像とパフォーマンスで構成された演出。まるで映画のなかに迷い込んだかのような不思議な空気が会場を包んだ。 数原龍友のソロ楽曲「Pacific Love Memories」のイントロが流れると、彼独特の雰囲気に早変わりし、全編英語詞の楽曲を甘い歌声でDREAMERSに披露した。 ライブも中盤に差し掛かったところで6人体制として初めての楽曲「Cozy」を初披露。数原は「こんな時代、こんな世界だからこそ、人と人のつながりを大事にしたいという想いを込めました」と語った。 本編ラストを飾ったのは、体操ニッポン応援ソングとして5月にリリースされた「エンドレス・ジャーニー」。 パリ五輪体操男子日本代表の金メダル獲得の背中を押した楽曲だったが、この日は会場に詰めかけたDREAMERS、そして自分たち自身の背中を押すようなパフォーマンスを見せた。 アンコール1曲目は「Y.M.C.A.」。いつものように会場全体が一体となるなか、突然曲が止まり、モニターにスペシャルサポートメンバー小林幸子の文字とともに本人が登場。突然のサプライズに割れんばかりの歓声が鳴り響いた。 小林は「Y.M.C.A.」、そして自身の代表曲「千本桜」「オシャンティ・マイティガール」をGENERATIONSとともに披露した。 最後のMCで、佐野玲於は「2016年に初めてアリーナツアーしたときもこの会場で景色が重なり、いろいろなことがフラッシュバックしました。今日は良いスタートが切れたと思います、また皆さん絶対遊びにきてください」と呼びかけた。 続いて、中務裕太は「ダンスと出会って、メンバーと出会って自分が何者かになれた気がして、そんなときに皆さんに助けられました。僕たちは、夢を届けて頑張っていきたいと思います。まだまだ踏ん張っていきます。これからもGENERATIONS宜しくお願いします」とDREAMERSに感謝を綴った。 その後、再びGENERATIONSが会場全体をひとつにまとめ上げ、大歓声のなか、初日の幕を閉じた。 ライブ前に行われた取材で、小森隼は「(6人体制になって)自分自身も見つめ直す、ここが新しい再スタートになるのかなと思っています。今年29で20代最後で、ここから30代になり人生の新しいフェーズに入るので、グループと共に新しい再スタートをきれるといった意味では、すごいワクワク感と期待に溢れています」とコメント。 数原は「新体制になることで、応援してくださる皆様には不安や心配にさせてしまった部分もあるかもしれませんが、自分たちとしては更に絆が深くなるきっかけになったかと思います。胸を張って今まで史上一番良い状態だなといえるので、そういった意味でも皆さんの想いを背負いながら新しいGENERATIONSを表現できたらなと思います」と語っていた。
THE FIRST TIMES編集部