奇妙な共同生活の一端が ブリランテ・メンドーサ『FEAST -狂宴-』特報&ポスター公開
ブリランテ・メンドーサ監督最新作『FEAST -狂宴-』の公開日が2024年3月1日に決定し、あわせて特報映像とポスタービジュアルが公開された。 【写真】『コット、はじまりの夏』主演のキャサリン・クリンチ 息子が起こした交通事故の罪を被り、刑務所に収監されていた家族の長の帰還を祝う宴の準備が進められている。収監されている間、妻と息子は、協力しあって家族と家計を守り、亡くなってしまった男の妻と子供たちを引き取り使用人として面倒を見ていた。しかし、宴の日が近づくにつれて後ろめたさと悲しみが再びあらわれ、「失った者」と「失わせた者」との間の平穏はかき乱されていく……。 監督を務めたのは、『ローサは密告された』『キナタイ -マニラ・アンダーグラウンド-』などで知られるフィリピンの社会派監督メンドーサ。フィリピンの国民的人気ドラマ『プロビンシャノ』で主演を務めたココ・マーティンをはじめ、メンドーサ作品の常連であり、第69回カンヌ国際映画祭にて東南アジアで初の主演女優賞を獲得したジャクリン・ホセ、人気アクション俳優であり現在は上院議員を務めるリト・ラピッド、子役からキャリアをスタートし数々の作品に出演しているグラディス・レイエスらがキャストに名を連ねた。 公開された特報映像では、交通事故を起こしてしまった父子の動転した表情、被害者家族の悲しむ表情が切り取られている。加害者家族と被害者遺族が共に暮らす様子が映し出され、不穏な雰囲気のまま、宴の料理をつくる音が響き渡る。 ポスタービジュアルでは、一緒に暮らす加害者家族と被害者遺族が、まるでひとつの家族のように宴の料理を囲んでいる様子が捉えられている。
リアルサウンド編集部