チャールズ国王が今月中に公務に復帰 6月に天皇皇后両陛下を迎えることも発表
がんの診断を受けたことを今年2月に発表したチャールズ国王。宮殿内で君主としての任務を行いつつ、治療に取り組んできた。公の場所への登場は取りやめていたが、ついに公務に復帰することが明らかになった。 【写真】チャールズ国王とアン王女の、心温まるロイヤル兄妹ショット
英国王室はチャールズ国王とカミラ王妃が現地時間4月30日(火)にがん治療センターを訪問、医療スタッフや患者と対面することを発表した。センター訪問は早期診断の大切さに関する認識を高めると同時に、イギリスのがん研究組織「Cancer Research UK」の支援を受けて進めている革新的な研究に光を当てることを目的にしている。センターは国王自身のがんの治療とは直接関係はないが、自身やキャサリン皇太子妃の闘病を意識して選ばれた訪問先と見られている。
また6月には国賓として訪れる日本の天皇、皇后両陛下を王妃と共にバッキンガム宮殿に招くことも発表された。
英国王室はこの明るいニュースと共に最新のポートレートも発表。19回目の結婚記念日の翌日である4月10日に撮影されたもので、バッキンガム宮殿の庭園で微笑む2人の姿を捉えている。王室は来週のがん治療センター訪問を「これから数週間のうちに予定されている数多くの外での公務の最初のものとなる」だと説明、今後本格的に公務に復帰することを示唆している。
今週一部のイギリスマスコミが「国王の容態が悪化している」「葬儀計画の見直しを進めている」という証言を報じたことから、案じる声が広がっていた。今回の王室の発表にイギリス国民も安心しているはず。公務の様子が報じられるのを楽しみに待ちたい。