市川團十郎、「星合世十三團」で5年ぶり十三役早替わり「後世に残る作品として作り上げ、少しでも歌舞伎に貢献できれば」
歌舞伎俳優、市川團十郎(46)が1日、東京・歌舞伎座で開幕した「七月大歌舞伎」(24日まで)の昼の部「星合世十三團(ほしあわせじゅうさんだん)」に出演した。 同演目では名作「義経千本桜」をもとに主要十三役を早替わりで熱演。5年ぶりの再演で、「十三代目としても後世に残る作品として作り上げ、少しでも歌舞伎に貢献できればという思いがあります」と力を込め、「今のお客さまにもご理解いただきやすいよう、聞きなれない言葉を分かりやすい言葉に言い換えるなど、相談しながら満を持して挑みます」と気合を入れた。 43年ぶりに再演される夜の部「裏表太閤記」では松本白鸚(81)、松本幸四郎(51)、市川染五郎(19)の高麗屋三代らが出演している。