【漫画】魔女の使い魔をクビになった狼は、もう捨てられたくない…次の主の元で頑張る姿に「めっちゃ応援したくなる」「素敵な話」の声
コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回は、森野鈴鹿さんが描く『がんばれ 狼使い魔くん!』(投稿時のタイトル『リストラされた狼くんが頑張るお話』)をピックアップ。また、本作を元にして描かれた『サーヴァント ビースト』がハルタにて連載中で、9月13日には第2巻が発売される。 【漫画】変わり者な魔女と“使い魔”の狼が織りなす物語…世界観に魅了される人続出「自然なファンタジー好き」「絵が美しい!」 2024年6月14日にX(旧Twitter)で本作を投稿したところ、8.3万件を超える「いいね」と共に、多くの反響コメントが寄せられた。本記事では、森野鈴鹿さんにインタビューを行い、創作のきっかけや漫画を描く際のこだわりについて語ってもらった。 ■誇り高き“魔女の使い魔”をクビにされた狼が拾われたのは… とある“魔女御用達”使い魔の名家に生まれた狼は、高貴な“花の魔女”の使い魔として誇りを持って働いていたが、仕えてから10年が経過した頃に突然「私は猫派だった」という理由からクビになってしまった。 運よく次の魔女に拾われたのだが、彼女は悪い噂が尽きない“鱗の魔女”。深い森の中にある汚い家に住む、人使いの荒い魔女だ。前の魔女との生活に比べると雲泥の差で下を向いてばかりの狼だったが、ある日、“鱗の魔女”が森の奥に住んでいたのは、人々に故郷を奪われた精霊達を守るためだったと知る。そして、狼が彼女の指示で作らされていた薬は、精霊達の傷を治療するためのものだった。 彼女は、狼の作った薬を「とても良くできている」と褒めた。前の魔女からは、外見以外で褒められたことはなかった。ここに来てから、以前の生活と比較しては落ち込んでいたが、“鱗の魔女”に褒められ必要とされたことに、狼は心が温かくなるのだった。 それから、“鱗の魔女”に「天空の泉の湧水」を採ってきてほしいとお願いされたある日のこと。目的地はいくつもの崖に強烈な風が吹き、とても困難な道のりだった。しかし、過去に魔女からクビにされた経験から「また捨てられたら…」という思いが強くなり、何としてでも泉の水を持ち返らなければ…と自分を奮い立たせる狼。苦労の末、なんとか目的の水を汲み終えたのだが、目の前に強大な竜が現れて崖から突き落とされてしまう。 すると突如、空から助けにやってきた“鱗の魔女”。無事に命を救われた狼は、安堵すると同時に役に立てなかった自分を嘆くのだが、“鱗の魔女”は彼のこれまでの仕事ぶりを褒め正式に使い魔として働いてほしいとお願いするのだった。 本作の投稿に読者からは「素敵な話だった」「物語もセンスの塊」などストーリーを称賛する声とともに、「狼くん可愛い!」「絵がめちゃくちゃ繊細ですき」といったキャラクターやデザインへの反響も多く寄せられた。 ■作者・森野鈴鹿さん「沢山もふもふ・ムキムキな美しい人外達を描いていきたい」 ――『がんばれ 狼使い魔くん!』を創作したきっかけや理由などをお教えください。 大きなオオカミが献身的に奉仕している姿が見たかったので描きました。 ――X(旧Twitter)の投稿へは、ストーリーに対するコメントとあわせて、絵や画風を絶賛する声が多く見受けられました。本作を描く上で、特に心がけたところ、大切にしたことなどをお教えください。 動物らしい骨格や毛並みを丁寧に描くことを意識しました。また半獣の不気味さではなく、可愛さや美しさを伝えられるように気をつけました。 ――お話の中で、森野さんが特に気に入っているシーンやセリフを理由と合わせてお教えください。 夢の中で花の魔女に崖から投げられてる時の子狼くんが可哀想で好きです。 ――本作を元にして創作されている『サーヴァント ビースト』の見どころや注目してほしいポイントなどをお聞かせいただけますでしょうか? 様々な魔女と使い魔の関係、そして凛とした狼くんとは違いまだ未熟な主人公犬のコロコロ変わる表情を見て欲しいです。 ――今後の展望・目標をお教えください。 沢山もふもふ・ムキムキな美しい人外達を描いていきたいです。 ――最後に、読者やファンの方へメッセージをお願いします。 お読みいただきありがとうございます!自分の本当に好きな物を描いていられるのもひとえに皆様のおかげです。