文化・芸術の三連休 バレエ「アレコ」 歴史的な舞台に感動・「弘前城御能」地元中学生も出演・初のレンズ磨き体験 青森県青森市・弘前市・東通村
RAB青森放送
3連休は芸能の舞台やイベントが行われました。 県立美術館ではバレエ「アレコ」が公演され訪れた人たちは間近で見る歴史的な舞台に感動していました。 バレエ「アレコ」の舞台は半世紀以上の時を経て青森市の県立美術館で復活しました。 「アレコ」はロシアの文豪プーシキンの叙事詩を基にした貴族の青年とロマ民族の娘を中心とした悲劇と恋の物語です。 1968年の公演を最後に途絶えていましたが、背景画の全4幕を展示している県立美術館が音楽や振り付けをリニューアルするなど、3年をかけて公演を実現させました。 貴族の青年「アレコ」を演じたのは青森市出身の世界的バレエダンサー大川航矢さんです。ダイナミックなジャンプを交えつつロマの娘と恋に落ちる様子を情緒豊かに表現しました。 ★観客 「初めてプロの舞台を見たんですけど、やはりすごいですし、贅沢な空間で見たのがすごく感動してます」 「やっぱりバレエってすごいと思ったし、大川さんの演技が上手だと思いました」 「ダンサーの細かい動きとかこの距離だとかなりしっかり見えるので、その分表現の迫力が伝わってきて本当にすごかったです」 ★主演・アレコ役 大川航矢さん 「ダンサーとしての強みというか引き出しというものも今回のバレエ「アレコ」によって増えてきたので、これからのバレエにもたくさん生かされてくると思います 本当に感謝しかないです」 県立美術館は要望などを踏まえ再演を検討していくとしています。
節目の350年 弘前城で能楽公演 中学生も熱演
弘前市では能楽の公演「弘前城御能」が行われました。 弘前藩4代藩主津軽信政の代には弘前城本丸に能舞台が建られ、1674年に藩士や町民を招いて能楽が公演されました。 「弘前城御能」は、この公演から350年の節目を記念して当時と同じ演目を披露しました。 狂言の演目「茸」には弘前市立第二中学校の演劇部の8人がキノコ役として狂言師と共演を果たしました。 キノコがどんどん増えいたずらをする様子を、しゃがんだまま背筋を伸ばし移動する動きで見事に披露していました。 ★キノコ役を演じた弘前市立第二中の生徒 「みんな(観客)笑ってくれたし拍手も大きくて気持ちよかったです」 「緊張しすぎてあんまり覚えてないけども、お客さんが喜んでたくさん笑っててやって良かったと思いました」 キノコ役を演じた中学生たちに、会場からは大きな拍手が送られていました。