中京方面から福井県へ交通アクセス向上 国道476号「白粟バイパス」が開通
福井県池田町松ケ谷の国道476号「白粟バイパス」が3月3日、開通した。613メートルのトンネルと57メートルの橋を含む延長928メートルの新道路で、道幅の狭いカーブを解消。昨年11月の国道417号冠山峠道路開通と合わせ、中京方面から同町、福井市内へと続く交通アクセスの向上が期待される。 新たに整備された白粟バイパスの区間は池田町北部の福井市境付近で、山間地に位置する。足羽川に沿った旧道は狭い道幅でカーブが連続し、大雨や大雪による通行止めも発生していたため、2018年度に県が整備に着手した。総事業費は36億円。片側1車線で幅員は約9メートル。 国道476号は大野市を起点に敦賀市へと伸びる幹線道路。池田町では18年に、白粟バイパスに直結する持越バイパス(持越)が開通しており、地域交通がさらに改善される。中京方面からは、昨年開通した国道417号冠山峠道路を経て福井市内へと向かうルートにあたり、往来の活性化が期待される。
福井新聞社