【さきたま杯】〝相棒〟シャマルと戴冠! 川須栄彦がJpnⅠ連勝に燃える「僕自身楽しみです」
[JpnⅠさきたま杯=2024年6月19日(水曜)3歳上、浦和競馬場・ダート1400メートル] JpnⅢ黒船賞、JpnⅠかしわ記念を連勝中と勢いに乗っているシャマル(牡6・松下)が19日のさきたま杯でJpnⅠ2勝目を目指す。デビューから12戦を共に戦い、4走前のコンビ復活から見事に戴冠に導いた鞍上・川須栄彦(32=栗東・フリー)に意気込みを聞いた。 ――中間の様子は 川須 さきたま杯までもちょっと期間もありますので、前走後もずっと在厩の形で。2週間くらいは楽させて、しっかり疲れを取ってあげて、そこから少しずつピッチを上げながらここまで来たような感じです。 ――前回と比べて状態は 川須 本当にいい状態でレースに使ったので、一旦馬を緩ませて、そこからまた少しずつ締めていくような感じで。先週の日曜日(9日)の1週前追い切りでは、(栗東)Cウッドである程度しっかり負荷をかけて、馬もレースに向けて気持ちが入ってきた印象です。最終追い切りを土曜日(15日)にする予定なので、そこは微調整程度。不安な点、気になる点は今のところ全然ないですし、順調にこられていると感じます。まだあと1週間くらい時間がありますので、その期間できっちり前走くらいの状態まで持っていけたらいいなと思っています。 ――前走・かしわ記念を振り返って 川須 すごく強いメンバーの中で、スタートからゴールまで素晴らしい走りでした。強い内容、強いレースだったと思います。JpnⅠを勝って、さきたま杯も今年からJpnⅠにグレードが上がっていますので、すごく勢いがある中でそこにチャレンジできると感じています。 ――逃げ切り勝ちの前走からも気分よく行かせる形がこの馬には合っている 川須 そうですね。前走に限ったら、マイルということで、JRA勢のメンバー構成は中距離路線からが多かったので、スピードという面では、シャマルが一番速いだろうなというのはあったんですけど、直前の雨や馬場状態もありましたので、そこは存分に生かしてレースをしたいなという気持ちでした。ただ今回は浦和の1400メートルということで、スピードのある速い馬たちもたくさん出てくると思うので、その中でどういったレースになるかというところがポイントになると思います。地方の小回りコースの中で最もトリッキーできつい競馬場。JpnⅠになって、より先行争いも激しくなることが予測されるので、臨機応変、柔軟に対応して、一番力を出せるような形に持っていきたいなと思っています。 ――千四への距離短縮はプラスか 川須 何度も結果を出している距離ですし、シャマル自体、浦和競馬場で勝っていますので、何の不安もないと思います。 ――最後に抱負を 川須 2連勝でJpnⅠを勝って、本当に今すごく勢いがある中で、またさきたま杯にチャレンジすることができるので、僕自身楽しみです。こっち(自分)に(手綱が)戻ってきて、今回が5回目のレースになるので、シャマルにはもう1回だけ、なんとか頑張ってくれという気持ちで。一緒に大きなところを勝ちたいという気持ちで今頑張っていますので、応援のほどよろしくお願いします。
東スポ競馬編集部