離党勧告の塩谷氏が再審査請求 「首相の責任も問われるべきだ」
自民党派閥の政治資金パーティー裏金事件の処分を巡り、離党勧告を受けた安倍派の塩谷立氏(衆院比例東海)は12日、処分を不服として再審査請求した。国会内で記者団に明らかにした。党は事件を巡って安倍、二階両派の議員ら計39人を処分したが、再審査請求は初めて。認められなければ離党届を提出する考えを示した。 再審査を請求した理由について「処分には事実誤認の点が多々ある。事実に基づいた公平な審査を求めたい」と説明した。裏金事件は党全体の問題だと指摘し「岸田文雄首相の責任も問われるべきだ」と語った。真相解明には党か国会による調査が必要だとの認識も示した。