【2024年3/30~4/5】先週もっとも多く読まれた記事は? Wedge ONLINE人気記事ランキングTOP5
第3位:〈さよなら二階元幹事長〉会見で記者に「ばかやろう」と吐き捨てた姿に思うこと。岸田首相自身も聴取、これって首相がやることか?
自民党の長老、二階俊博氏が次回総選挙への不出馬を表明した。裏金問題での責任を取ったという。 二階氏は引退会見で謝罪の言葉は口にしたものの、肝心の疑惑の内容については、説明を避けた。国民の不信は何ら払拭されないままだ。裏金問題の帰趨への影響は不可避だが、岸田文雄首相はこの混乱の中、衆院の解散・総選挙の可能性を探っている。 スキャンダルと強引で内向きの政局運営――。日本政治の劣化は、国際社会における日本の一層の地盤沈下をもたらすだろう。 「自民党内でもっとも政治技術をもった人」(故安倍晋三元首相)といわれた二階氏は昭和、平成、令和の3代にわたって党内で要職を歴任。幅広い人脈、時に権謀を用いる老獪さで時の政権に影響力を与えてきた。評価は功罪相半ばするが、その退場はやはり時の移りを感じさせ、永田町では感慨深く受け止める向きも少なくない――。
第2位:〈メディアが報じぬ問題の本質〉小林製薬の責任は重大だが、紅麹サプリメント事故で問われるべきある課題とは?
小林製薬の紅麹サプリメント(機能性表示食品)を摂取した人に死者を含む健康被害が次々に発生している。新聞やテレビの報道で機能性表示食品の実態や同社の責任を問う報道が目立つが、国の食品安全行政の根本的なあり方を問う指摘はほとんど見られない。新聞やテレビでは報じられていない真の課題をえぐり出す。 小林製薬は3月22日、自社が製造する「紅麹」成分を配合した機能性表示食品のサプリメントを摂取した人13人に腎障害などが発生し、5製品の自主回収を実施すると公表した。同26日に「3年間、紅麹サプリメントを摂取した人が腎疾患で死亡した」と公表してからは特に関心が高くなり、同社の責任を問う報道が連日、繰り広げられている――。
第1位:〈注目〉中国でスタバの売り上げが激減している理由。「安い中国」「中国発のデフレ」が世界を破壊する!?
中国がデフレに陥ったのではないか。 昨年来、ささやかれている懸念だ。確かに2023年通年の消費者物価指数(CPI)は0.2%にまで落ち込んだ。 気づけば、万年デフレと揶揄されてきた日本と逆転している。日本が「失われた30年」からようやく抜け出そうとしている今、代わりに中国が長い長い停滞に入りつつあるのではないか……。中国では不安が広がっている。 中国のデフレ傾向はマクロ経済の視点から需要不足のあらわれとして説明されることが多いが、企業や消費者の視点から見ると過去10年以上にわたって続いてきた中国の発展モデルの“到達点”である。2010年代の中国の飛躍を支えてきた、この発展モデルは中国に何をもたらそうとしているのか――。
WEDGE編集部