能登半島地震への思いを語った本田さん＝金沢市の本多の森北電ホール

　金沢青年会議所（JC）の未来都市フォーラム「明日の石川を創るために」（北國新聞社後援）は20日、金沢市の本多の森北電ホールで開かれ、サッカー元日本代表の本田圭佑さん（星稜高OB）が約900人を前に講演した。本田さんは能登半島地震に触れ「想像を絶する状況だと思うけれど、こんな時だからこそポジティブに物事を考えてほしい」と述べた。 　本田さんはグレーのスーツ姿で登場。幼少期に阪神大震災を経験したとし「子どもながらに周りが傷ついたのを覚えている。なんとかタイミングを合わせて皆さんの前でお話ができればと思った」と明かした。 　その上で「逆境の中でも前を向いて進んでいく考え方を身につけてもらえたらうれしい。1日でも早く少しでも復興に向かっていってほしい」とエールを送った。金沢JCの北村勇樹理事長があいさつした。