ジャン=リュック・ゴダールによる18分間の遺作、カンヌクラシック部門で上映
ジャン=リュック・ゴダールの遺作「Scénarios(原題)」が第77回カンヌ国際映画祭のクラシック部門で上映される。 【画像】第77回カンヌ国際映画祭公式ポスタービジュアルはこちら 「Scénarios」は、ARTE Franceとねこじゃらし(Roadstead)によって共同制作された18分間の作品。「ジャン=リュック・ゴダール/遺言 奇妙な戦争」がゴダールの最後の作品として公開されていたが、本作はゴダールの死の前日に製作されたことが明らかになった。映画祭では、ゴダールのアシスタントであるファブリス・アラーニョとプロデューサーのミトラ・ファラハニの同席のもとスクリーンにかけられる。 クラシック部門ではそのほか、パルムドール受賞から40周年を記念してヴィム・ヴェンダースの「パリ、テキサス」4K修復版や、日本公開70周年を記念してデジタル修復された黒澤明の「七人の侍」などを上映。パルムドール受賞60周年記念となる「シェルブールの雨傘」もラインナップに並んだ。 ■ 第77回カンヌ国際映画祭クラシック部門 □ EVENTS 「ギルダ」(監督:チャールズ・ヴィダー) 「パリ、テキサス」(監督:ヴィム・ヴェンダース) 「LA VÉRITÉ EST RÉVOLUTIONNAIRE – L'AVEU(原題)」(監督:ヤニック・ケルゴア) 「SCÉNARIOS(原題)」(監督:ジャン=リュック・ゴダール) 「七人の侍」(監督:黒澤明) 「法と秩序」(監督:フレデリック・ワイズマン) 「LES ANNÉES DÉCLIC(原題)」(監督:レイモン・ドゥパルドン) 「バイバイ・ブラジル」(監督:カルロス・ヂエギス) 「シェルブールの雨傘」(監督:ジャック・ドゥミ) 「JACQUES DEMY, LE ROSE ET LE NOIR(原題)」(監督:フローレンス・プラタレッツ) □ DOCUMENTARIES 「FAYE(原題)」(監督:ローラン・ブーズロー) 「ジム・ヘンソン:アイディアマン」(監督:ロン・ハワード) 「WALKING IN THE MOVIES(原題)」(監督:リャン・キム) 「JACQUES ROZIER, D'UNE VAGUE À L'AUTRE(原題)」(監督:エマニュエル・バルノー) 「ELIZABETH TAYLOR: THE LOST TAPES(原題)」(監督:ナネット・バーンスタイン) 「FRANÇOIS TRUFFAUT, LE SCÉNARIO DE MA VIE(原題)」(監督:デビッド・テブール) 「ONCE UPON A TIME MICHEL LEGRAND(原題)」(監督:デヴィッド・ヘルツォーク・デシテス) □ RESTORED PRINTS 「SLAP THE MONSTER ON PAGE ONE(原題)」(監督:マルコ・ベロッキオ) 「続・激突! カージャック」(監督:スティーヴン・スピルバーグ) 「CAMP DE THIAROYE(原題)」(監督:ウスマーヌ・センベネ、ティエルノ・ファティ・ソー) 「影の軍隊」(監督:ジャン=ピエール・メルヴィル) 「ジョニーは戦場へ行った」(監督: ダルトン・トランボ) 「ROSORA AT 10 O'CLOCK(原題)」(監督:マリオ・ソッフィチ) 「TASIO(原題)」(監督:モンチョ・アルメンダリス) 「THE ROSE OF THE SEA(原題)」(監督:ジャック・ド・バロンセリ) 「BONA(原題)」(監督:リノ・ブロッカ) 「MANTHAN(原題)」(監督:シャム・ベネガル) 「上海ブルース」(監督:ツイ・ハーク) 「白夜」(監督:ロベール・ブレッソン) □ オープニング 「ナポレオン」(監督:アベル・ガンス)