香港中銀が0.25%利下げ、FRBに追随 今後のペース「不透明」
[香港 8日 ロイター] - 香港金融管理局(HKMA、中央銀行に相当)は8日、政策金利の基準金利を0.25%ポイント引き下げ5.0%とした。米連邦準備理事会(FRB)の決定に追随した。 FRBは7日まで開いた連邦公開市場委員会(FOMC)でフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を0.25%ポイント引き下げ、4.50─4.75%とした。 香港は香港ドルを1米ドル=7.75ー7.85香港ドルの範囲に抑える「ドルペッグ制」を採用し、金融政策を米国に連動させている。 HKMAは今後の利下げペースについて「財政、経済、貿易政策の影響を受ける米経済指標に左右されるため、不透明なまま」と声明で述べた。 米国の利下げサイクルはまだ初期段階であり、利下げの決定が香港の金融と通貨の安定に影響を与えることはないとした。 金融・為替市場は円滑に秩序正しく機能し続けているとし、金利は当面、比較的高い水準で推移する可能性があるとの見方を示した。