「R-1」3度目の決勝へ…kento fukaya、ピン芸が漫才&コントを超えるものとは?
3月9日に放送される、賞金500万円と「ピン芸日本一」の称号をかけた『R-1グランプリ2024』(カンテレ)の決勝戦。今大会からのルール変更「芸歴10年以内の撤廃」で決勝に返り咲いたのが、同グランプリ3度目のファイナリスト入りを果たした、kento fukayaだ。 【写真】kentoと同じく大阪より決勝へ、真輝志 ■ 4月より東京進出を発表、出演したい番組明かす ──決勝進出が決まった瞬間を振りかえってみて、いかがですか? 最高です! 出来過ぎてますね。今まではR-1に向けて1年かけてネタを作ってたんですけど、今回は芸歴制限の撤廃が発表されてからだったので、準備期間が短くて。やりたかったネタが予選の1週間前に一生仕上がらなかったんですけど、そこで良い意味で諦めがついたというか、こうなったら好きなことをやってやろうというモードに入って。今はめっちゃリラックスしてワクワクしています。 ──芸歴制限撤廃を聞いたときの心境は? やめてくれよ、もう俺らを復活させないでくれよって(笑)。でも、始まったら本当におもしろい兄さん方と戦えるし、久しぶりに賞レースやってんなって感じられたので。気持ちはしんどかったですけど、今となってはやりがいがあったなと思っています。 ──予選では、大阪で活動する芸人たちの一体感が印象的でした。 恥ずかしいんですけど、僕「友情」が好きなので(笑)。大阪のメンバーは全員好きで絆もめっちゃ強いですし、本当に仲良い人と一生一緒にやれたらいいなと思っています。真輝志とも一緒に決勝いけてよかったね、とよく会話をしてお互いを鼓舞していますね。 ──春には東京進出が控えています。優勝したら出てみたい番組はありますか? 南海キャンディーズの山里さんと一度「NGK」(なんばグランド花月)で一緒に仕事をさせてもらって、すごくよくしてもらって。初めてこんな上のクラスの方とご飯に行かせてもらってうれしかったので、優勝したら山里さんに報告して「頑張ったんだね」って言ってもらいたいです。あと、ずっと麒麟の川島さんも好きなので、いつか番組に呼んでもらって深く喋れたらなと思います。 ■ 漫才、コントよりも…ピン芸は「人間力」 ──ピン芸の魅力はどこにあると思いますか? やっぱり泥臭いところですね。予選で戦ったメンバーを見ても、シンプルにコント、モニター、漫談もあるんですけど、3メートルくらい風船を飛ばす人とか、ロボットで出てくる人とか。もう何と戦っているんだっていう。ピン芸は、漫才よりもコントよりも明らかに「人間力」。一番「己」で戦っている泥臭さがかっこいいなと思います。 ──決勝の目標と意気込みを教えてください。 「リラックス」は僕にとってかなり重要な言葉です。まずは、目がバキバキにならないように。あとは、良い子ちゃんぶらずに、ありのままの自分で挑むこと。リラックスしてネタをやる姿を、審査員やお客さん、視聴者のみなさんに見てもらえたらなと思います。永久にチャレンジしていたら寿命が縮むなと思いますが、『R-1』には夢があると思っているので! ◇ 『R-1グランプリ2024』決勝の模様は3月9日、夕方6時半より放送される。MCは霜降り明星(せいや・粗品)と広瀬アリス、審査員は陣内智則、バカリズム、小籔千豊、野田クリスタル(マヂカルラブリー)、ハリウッドザコシショウの5名が務める。