12日のウディネーゼ戦を前にラツィオのマウリツィオ・サッリ監督が語った(C)Getty images

【欧州・海外サッカーニュース】MF鎌田大地の所属するラツィオのマウリツィオ・サッリ監督が、クラブ公式メディア『Lazio Style Radio』のインタビューに応じ、12日4:45（日本時間）に予定されているセリエA第28節ラツィオ対ウディネーゼ戦へ意気込みなどを語った。 【動画】DF2人を翻弄！伊解説陣が絶賛の鎌田大地のシュート！

ミッドウィークに行われたUEFAチャンピオンズリーグ（UCL）ラウンド16のセカンドレグにおいてバイエルン・ミュンヘンに0-3と敗れて敗退が決まったラツィオ。指揮官のマウリツィオ・サッリはドイツでの結果に落胆を示しつつ、日本時間12日の15位ウディネーゼとの対戦へ意欲を見せている。ラツィオは直近のリーグ戦5試合で2勝3敗と負け越して9位に沈むが、次戦で3戦ぶりの勝利を目指す。 「敗退は残念だ。相手は年間10億ユーロ（約1600億円）の収入を得ている強豪であり、想定内ではあるが後悔もある。しかしUCLではポジティブな道のりを歩み、素晴らしい旅だった。ただ、これからは他のことに集中するべきだ」 「現在は、リーグ戦で順位を上げることを考えなければならない。獲得した勝ち点は少なく、モチベーションを見つけていかなければならない。ウディネーゼとの対戦は極めて重要であり、難しい。われわれは結果を出したい一方、相手は残留争い中だ。フィジカルを特徴とするチームと厳しい試合になるだろう。だが選手たちには、巻き返しへのモチベーションを示してほしいと思っている」 リーグ戦では低迷が続き、UCLでもベスト16敗退となったことで、指揮官の進退問題も浮上した。だがクラブは、来シーズン終了後まで契約を結ぶサッリに対する“無条件の信頼”を示し、続投を支持した。 ラツィオ指揮官は「クラブからの信頼は毎日のように感じている。それを公にしてもらえるのはうれしいことであるが、この点に関して不満を感じていたわけではない」と明かした。

ライバルが出場停止…鎌田の出場は？

前節のミラン戦において、MFマテオ・ゲンドゥージら3人の選手が退場処分を受けたラツィオ。リーグ戦で3試合にわたって出番を与えられていないMF鎌田大地は、チームの台所事情の後押しを受け、今年1月の敵地でのウディネーゼ戦以来となる2カ月ぶりの先発出場を目指す。 現時点において、『La Gazzetta dello Sport』や『Sky Sport』などは、フランス人MFが不在となる右インサイドハーフのポジション争いにおいて、MFマティアス・ベシーノが有力と予想。『Mediaset』も同様に、両IHにベシーノとルイス・アルベルト、アンカーにダニーロ・カタルディとの見方を示しつつ、鎌田にも触れた。 「それからカマダがいるが、彼は中盤においてカタルディとポジションを競う」と指摘。元フランクフルトMFが右IHで先発の座を勝ち取れば、カタルディはベンチスタートとなり、ベシーノが中盤の底でプレーする可能性を示唆した。一方、『Corriere dello Sport』は、鎌田がルイス・アルベルトやベシーノと共に、先発メンバーに名を連ねると予想している。 試合情報 ラツィオ vs ウディネーゼ 試合時間：2024年3月12日（火）日本時間4:45 会場：スタディオ・オリンピコ