鯖を愛する嶺南地方、列車も「サバ柄」に 福井県走るJR小浜線、ラッピング列車運行スタート
へしこやサバ寿司など福井県嶺南地方を代表する食材「サバ」をモチーフにしたJR小浜線のラッピング列車の運行が8月25日始まった。おいしい嶺南食文化の魅力を車両デザインで視覚的に発信する。 【写真】横から見ると…さらにおいしそうなサバ模様 小浜線利用促進協議会が北陸新幹線の敦賀開業効果の最大化を目指し、嶺南への観光誘客を図ろうと企画。普通列車1両にサバの模様とカラーをデザインし、「サバ号」と名付けた。車両内部にも沿線の郷土料理や特産品をPRする中づり広告を取り付けている。 出発式はJR小浜駅で行われ、杉本和範小浜市長が「嶺南地域の風土と食文化の魅力を(車両を通し)存分に楽しんでもらえれば」とあいさつ。中村利紀雄駅長とおばませんサポーターズクラブを代表して2人の子どもたちが「出発進行」の合図をし、同クラブ会員ら約40人が乗車した車両を見送った。 ラッピング列車は敦賀―東舞鶴間を2029年度まで走る。運行時刻は公表していない。 運行に合わせ小浜駅ではミニ新幹線や駅弁販売などの記念イベントが行われ約1500人の来場者でにぎわった。