三越劇場で人生100年時代テーマの講演会 三越・三井各社合同周年記念で
三越・三井各社の周年記念合同講演会「人生100年時代を自分らしく豊かに生きる」が11月19日、日本橋三越本店6階の三越劇場で開催される。(日本橋経済新聞) 【写真】三越・三井各社が周年を記念して合同開催する 三井高利が1673(延宝元)年、江戸本町一丁目(現在の日本橋本石町)に開いた呉服商「三井越後屋」がルーツの三越、三井住友信託銀行、三井ホームの3社。日本橋三越本店が「デパートメントストア宣言」を発表し、日本初の百貨店として営業を開始して120年になり、日本で初めて信託事業を開始した三井住友信託が創業100年を迎え、三井ホームも創業50年になることから、同講演会を共催する。 当日は、「人生100年」を元気に安心して過ごすためのノウハウを3部構成で講演。第1部は毎日自前の着物で接客し、同百貨店で一人だけ女将(おかみ)の肩書を持つという近藤紀代子さんが三越の歴史について解説する。第2部では、同行人生100年応援部長の高橋治彦さんが100歳人生を精神・健康・金銭面で安心して迎えるためのノウハウを信託銀行業務で培った経験を基に講演する。第3部はパネルディスカッション形式で、東京大学大学院農学生命科学系研究所教授の恒次祐子さんと三井ホーム技術研究所の上迫弘幸さんが「木の空間と健康の関係」をテーマに、住まいを通して健康に生きるためのノウハウを科学的な視点から討論する。 講演を取りまとめた同行日本橋営業部長の橋本憲明さんは「三井グループは江戸時代から呉服店と両替商として日本橋の歴史と文化の象徴として歩んできた。今も地域の皆さまに愛されるこの地で企画した周年記念講演。三井の成長と共に発展してきた日本橋ならではの特別な時間と空間を楽しんでほしい」と来場を呼びかける。 会場の同劇場は1927(昭和2)年に「三越ホール」の名称で同百貨店6階に誕生した国の重要文化財。石こう彫刻や大理石に包まれた周壁、ステンドグラスやステンシルを使う天井などロココ調の装飾で知られる。 開催時間は10時20分~12時10分(10時開場)。入場無料。要予約。予約はホームページなどで受け付ける。
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