宮城県「提案したものが二転三転というような話になってしまった」仙台医療圏4病院問題で精神疾患患者らの団体が「無駄な3年間」反省促す
東北放送
宮城県が主導する4病院再編構想について、精神疾患がある人や支援者でつくる団体が県の担当者と懇談しました。団体のメンバーは、改めて県立精神医療センターの現地建て替えなどを求めました。 【写真を見る】宮城県「提案したものが二転三転というような話になってしまった」仙台医療圏4病院問題で精神疾患患者らの団体が「無駄な3年間」反省促す 精神障害者のくらしと医療を考える仙南ネットワーク 小泉潤代表: 「本当に無駄な3年間を過ごしてきてしまっていて、精神医療センターに入院している患者や働いている職員に迷惑をかけた」 県の担当者と懇談したのは、精神疾患がある人やその支援者でつくる2つの団体のメンバーです。4病院再編構想のうち東北労災病院と名取市にある県立精神医療センターの富谷市への併設・移転については現在も合意に至っていません。県は、名取市内への建て替えや富谷市への段階的な移転も選択肢としていて先行きが不透明となっています。 こうした中、団体は、県が目指す富谷市への移転に反対し、今ある名取市での建て替えを求めました。 県保健福祉部 大森秀和副部長 「我々なりの最大限の検討の結果として提案したものが二転三転というような話になってしまって、加えて時間がかかってしまっているということは事実」 今後の計画案について県は、今月13日に開く県の精神保健福祉審議会で専門家に意見を求めるということです。
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