「GRスープラ」で小林可夢偉と3名の若手ドライバーがノルドシュライフェ初挑戦! 初ニュルの感想を現地で聞いてきました
小高一斗選手
「GT4マシンをドライブするのもニュルやその独自のルールも初めてでしたが、この週末にはその両方を一度に学べて、まさに一石二鳥でした。シミュレーターでは何度も事前に走り込んできましたが、実際に来てみると高いバンクやカントは、日本の一般的なサーキットとは全く違うことを実感し、まさしく山道のようだと思いました。 講習会やフリープラクティス、そして土日のレースを通して走り込む中で、最初は恐怖心も少しはあったのですが、周回を重ねる中で少しずつ頭の中で整理しながら走ることを心掛け、決勝レースは土日共に落ち着いて、自信を持って挑めたと思います。日曜日はせっかくの機会なので私は自身で名乗り出てスタートドライバーを務めました。特にスタート直後はクラッシュが発生しやすく、万が一を考え、黄旗やコード60(60km/hに制限される)等の様々な警告が多く出ると予想して、しっかりと注意しながら走ることを心掛けました。 普段はスーパー耐久でGT3マシンをドライブしているのですが、GT4をドライブする事でGT3の速さがより理解出来ましたし、抜かされる立場の気持ちをよく理解出来、日本に帰国してGT3マシンをドライブする際にはGT4や他のカテゴリのマシンを優しく抜くように心掛けたいと思いました(笑)」
平良 響選手
「このプロジェクトのメンバーに選ばれ、今回NLS参戦への打診を頂いた時は本当に嬉しい気持ちでニュルへとやってきました。コースが狭いのと縦Gの感覚に“怖さ”を味わい、ここがニュルだということを改めて思い知りました。特にジャンピングポイントで強く体感する縦Gでは、着地の際に崩れるバランスを操る難しさがありました。日本のサーキットではなかなかあんなに強い縦Gを感じる所はありません。 ニュルではプロのレーシングドライバーとしての“怖さ”がある一方で、それを超える“心地よさ”があります。喜びを感じながら初めてのニュルを走りました。初めて来て、ポンと勝てるようなサーキットではない事を理解出来ているだけに、今回は第1段階としてライセンスを取得し、今後少しずつ経験を積みながら“レースをする”というコンディションに持って行けるようにしっかりと今後も頑張りたいと思います」
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