男性死亡…市立病院で手術後に 尿管全摘し、腹膜炎を起こす…3日後に息を引き取る 損害賠償1500万円、遺族に支払い和解へ 防ぐことも可能だった
埼玉県越谷市は28日、越谷市立病院で手術に伴い患者が死亡したとして、損害賠償1500万円を遺族に支払い和解する議案を9月2日に開会する市議会9月定例会に提出すると発表した。 ミス…救急救命士、誤って女性にアドレナリン投与 医師が指示したのはブドウ糖だった 女性と家族におわび
市によると、2019年11月12日、同病院で後腹膜鏡下左腎尿管全摘術を受けた市内の男性=当時(86)=が、腸管穿孔(せんこう)による腹膜炎を起こし、同15日に死亡したという。 市は遺族の訴えを受け、第三者委員会による調査を実施した。「(事故を)防ぐことも可能だった」などの調査結果を受け、市は協議を進めてきた。議会の承認を得て和解する方針。