会社員と看護師、そこへ消防士も…通りがかりの4人が連携、歩道に倒れていた男性を救命
鹿児島県薩摩川内市の道路に倒れていた男性を連携して救護したとして、市消防局は9日、同市の会社員古川誠さん(51)と看護師宇都宮稔さん(49)ら4人を表彰した。 【写真】倒れていた男性を救護したとして表彰を受ける古川誠さん(右)と宇都宮稔さん=薩摩川内市消防局
古川さんは7月25日午前8時ごろ、同市中郷1丁目を歩いて通勤中、歩道に倒れている男性を発見。同じく通勤中の宇都宮さんも駆け付け、119番通報や心肺停止状態の男性に救護措置をした。 勤務時間外に車で通りかかった中央消防署の帶田和志消防司令(46)と、浜田佳祐消防士長(33)も協力。救急車の到着まで心肺蘇生をした。 男性はその後、日常生活に支障がないまで回復したという。石原浩之局長から感謝状を受け、古川さんは「その時は頭が真っ白になったが、助かって良かった」、宇都宮さんも「最低限の知識は生かせた。社会復帰されたのがうれしい」と話した。
南日本新聞 | 鹿児島