秋の夜の森公園、ピクニック気分で集まろう 27日、多彩にイベント 福島県富岡町の実行委
秋の夜の森ピクニックは27日正午から午後8時まで、福島県富岡町の夜の森公園で開かれる。キッチンカーの出店や町歩きなどを繰り広げる。 地域住民や町に関わるメンバーで構成する実行委員会の主催。住民の案内で夜の森地区を巡る町歩き、思い浮かんだ詩や文章を読むポエトリーリーディング、焼き芋作りや野菜販売、各種ワークショップを予定している。9月に「はじめての夜の森ピクニック」と銘打ち開催すると、約300人が来場し盛況だった。 実行委が目指すのは自由に遊ぶ人たちでにぎわう公園の光景だ。参加型の各種催しを繰り広げつつ、集まった人々が思い思いに寝転んだり歌ったり、運動したり出会ったりする光景が当たり前の日常として定着するのが目標―と話す。 東日本大震災と東京電力福島第1原発事故発生前の夜の森公園は、子どもたちの放課後の待ち合わせ場所などとして遊び回る人々の姿が絶えなかった。特定復興再生拠点区域(復興拠点)の避難指示が昨年4月に解除され、人々が時間や生活を共有できる機会を設けようと準備を進めている。委員の遠藤佳南子さんと日向志帆さんは「再び公園に人が集い、憩う場所になってほしい」と願っている。
詳細はインスタグラムのアカウント「@yonomori_picnic」から確認できる。