奈緒「登場人物の個性が第1話から爆発」「あのクズを殴ってやりたいんだ」インタビュー
――演じるほこ美は客観的に見てどんな女性でしょうか。 「ほこ美は、すごく不器用で真っすぐな懐が深い人です。きっと一つのことに集中するタイプなので、本来であれば恋愛とボクシングの二つを追いかけることは難しいと思います。でも、そういうほこ美が不器用ながらどちらにも一生懸命になっていく姿や、うまくいかないことがあってもすぐに立ち上がるパワーは、台本を読んで応援したくなりました。また、気付いたら自分が応援されているような気持ちにもなったので、そういう部分も話数を重ねながらしっかりと届けていきたいです」
――自分の人生に立ち向かっていく物語ですが、ほこ美の強さも感じていますか? 「よくほこ美は作品の中で『しつこいね』と言われます。言い換えると、粘り強い人だなと。諦めてしまいそうなところで折れなかったり、何回でも立ち上がっていく根性みたいなものは、すごくカッコいいですね。ほこ美の好きなところでもあり、自分もそうなれたらいいなと見習いたいところです」
――ほこ美を演じて共感した部分や気付きはありますか? 「家族に対する好きな気持ちは、家族の形は違えど、台本を読んで一番共感しました。演じていく中で、『ほこ美はこう思ったのかな?』と追体験する瞬間が多々あるのと、ほこ美と一緒にボクシングを始めたことで気付かされることが多いです。練習がつらくても、海里のことを思う時、つい腕が上がったり、人から応援してもらえることでこんなにもパワーになるんだなと気付かされました」
――最後に、視聴者の皆さんにメッセージをお願いします。 「どん底からはい上がっていく瞬間は、人生において皆さんそれぞれあると思います。ほこ美はその壁をどう乗り越えていくのか、その周りにどういう人たちがいて、どういう支えがあるのかがこの作品の見どころになっていきます。そして、これから物語が進むきっかけにもなる謎の男、海里にも注目していただきたいです。登場人物の個性が第1話から爆発していて、にぎやかな回となっていますので、ぜひ楽しんで見ていただけたらうれしいです」