横須賀でもカビ毒検出小麦を使用 学校給食に、健康被害なし
神奈川県横須賀市教育委員会は6日、市立小44校と特別支援学校1校の給食で、嘔吐などの恐れがあるカビ毒が基準値を超えて検出された小麦「ナンブコムギ」を使用していたと発表した。健康被害は報告されていない。ナンブコムギは岩手県産小麦の一つで、JA全農いわてが11月に検出を発表。食材メーカーから横須賀市教委側に使用の連絡があった。 市教委によると、11月20~24日、ナンブコムギを原料とするせんべいが「せんべい汁」として提供された。児童や教員ら計約1万7500人が食べたとみられる。 市教委の担当者は「1人当たりの摂取は少量と考えられる」とした。