神戸・元町で「豚まんサミット」全国の味一堂に 8~17日 能登半島産のり使う逸品も
神戸の老舗や全国の名店による個性豊かな豚まんを味わえるイベント「KOBE豚饅(ぶたまん)サミット2024」が8~17日、神戸・元町周辺で開かれる。地震や記録的大雨に見舞われた能登半島の特産のりを使った逸品も販売し、被災地支援に役立てる。実行委員会のメンバーは「全国各地の豚まんを楽しんで」と呼びかけている。(千葉翔大) 【写真】全国展開してほしい「ローカルチェーン店」人気ランキング 1位は大阪名物「豚まん」でおなじみのお店 豚まん発祥の地・神戸から元気を発信する目的で、店主らでつくる実行委員会が主催し、13回目。「11」が豚の鼻に見えることから、11月11日は「豚まんの日」と定めている。 8日は「前夜祭」を開催。神戸朝日ホール(神戸市中央区浪花町)でPR役の「第13代KOBE豚饅娘コンテスト」があるほか、豚まん1年分が当たるクイズ大会を行う。9~17日はサミットウイークとして三宮、元町周辺のパン店や飲食店がそれぞれの売りを生かして考案した「豚パン」などを販売するという。 11日午前10時45分から、南京町の「曹家包子館(ぱおつーかん)」でセレモニーを開く。能登半島特産の焼きのりと餡(あん)をふんわりとした皮で包んだ商品のほか、発起人の「老祥記」「四興楼」「三宮一貫樓」の豚まん3個セットを先行販売(600円)する。 16、17日は大丸神戸店や南京町広場、曹家包子館にオリジナルの豚まん14種が並ぶ(売り切れ次第終了)。横浜中華街や長崎新地中華街の「塩こうじ肉まん」や「海老チリまん」に加え、甲南大や神戸国際調理製菓専門学校なども出店する。 12代KOBE豚饅娘の桑原藍さん(25)と村田莉子さん(20)は「一度にこれほど多くの種類の豚まんが食べられるのは、この機会しかない。豚まんを好きになるきっかけにして」とアピールしている。実行委員会TEL078・600・2307