サニブラウン・北口榛花・橋岡優輝「暇でしょって、2人を連れていきます」 パリ五輪へ向け3選手の本音対談が実現【高橋尚子インタビュー】
■大舞台に強いのは 世界で戦う3人はお互いの強味も知る。「大舞台に強い人」を質問した所、サニブラウン選手と橋岡選手は揃って、北口選手を挙げた。 サニブラウン: まぁ去年勝っていますからね。やはり世界女王の印象が強い! 北口: (橋岡は)なんだかんだ帳尻合わせてくるんですよ。東京五輪とか、そういう時に強いイメージ。 橋岡: ここ2年、それも振るっていないですからね… サニブラウン: 温存していたんでしょ? 橋岡: 温存していた。 北口: 温存しているから 橋岡: 2年間、身を隠していた。 ■パリ五輪まで1ヶ月で見据えるのは パリ五輪まで1ヶ月。3人とも大舞台を見据える。 サニブラウン: 前回大会は参加賞だけしか貰わなかったので、今回は形になるものを持って帰りたい。 橋岡: 東京五輪は不完全燃焼で悔しかったので今回は燃え尽きてもいいような意気込みとメダルを獲得できるように。 北口: オリンピックで言えば悔しい思いをしたので、しっかり準備してオリンピックに挑みたいですし、何か貰えたらと思っています。 ■サニブラウン アブデルハキーム 1999年3月6日生 福岡県出身 190cm 父はガーナ人、陸上経験者の母の勧めもあり、陸上競技へ。15年世界ユースでは100m、200mで金メダル。17年世界陸上ロンドン200mで7位入賞。19年世界陸上ドーハ 4×100mリレー銅メダルメンバー (37秒43、 4走)。2019年11月、プロ転向。22年オレゴン世界陸上で100mで7位入賞。23年世界陸上ブダペストでは100mで6位入賞と世界陸上2大会連続入賞を果たした。日本選手権では17、19、22年で100m優勝、17、19年で200m優勝。100mのベスト9秒97は日本歴代2位。今年の5月ダイヤモンドリーグ(DL)第6戦100mで9秒99(+0.4)をマークし、パリ五輪の参加標準記録(10秒00)を突破。2大会連続となる五輪出場を決めた。東京五輪は200mでの出場だったが、100mでの五輪出場は自身初。