<甲子園交流試合・2020センバツ32校>園児の期待に応エール 平高選手ら千羽鶴受け取る 出雲 /島根
10日に開幕する「2020年甲子園高校野球交流試合」(センバツ交流試合)に出場する平田の選手らが6日、出雲市平田町の平田保育所を訪問した。2017年から年に1度、野球の楽しさを伝える体験会を開いており、園児からの大声援に気持ちを新たにしていた。 【動画】センバツ出場校、秋季大会熱闘の軌跡 子供たちへの野球指導の中心となる「普及班」班長の坂田大輝選手(3年)ら5人が登場すると、年長クラス44人は大きなお兄さんたちを歓迎。センバツ出場決定時に当時の年長クラスの子供たちが作成し、園の前に掲げていた横断幕について坂田選手は「前を通る度にうれしい気持ちになった」とこれまでの応援にお礼を述べた。 園児からは「甲子園で頑張ってください」というエールとともにフェルト製のバットとボールつきの千羽鶴が贈られた。卒園生で、プレゼントを受け取った天野向陽選手(3年)は「懐かしい出身の保育所でいっぱい声援をもらえた。期待に応えられるような、元気なプレーをできれば」と気を引き締めた。末次晴陽(はるひ)ちゃん(5)は「千羽鶴を作るのは大変だったけど、頑張ってほしいと気持ちを込めて作った。(選手は)大人っぽく見えて、かっこよかった」と笑顔だった。【小坂春乃】