「このマークなんだっけ…」釣具を買って釣り場がもっと活性化!
23年度は 10 束超 の釣果 を記録!支援後、安定した釣果をキープ
群馬県桐生市にある 両毛 漁業協同組合は、流域の渡良瀬川のアユ釣りや渓流釣りを中心に、草木湖と梅田湖でワカサギ釣りも管轄。特に梅田湖では、梅田湖観光 有 が貸ボート店を営業しており、ワカサギ釣りの他、ヘラブナ釣りや ルアーフィッシング等で大型ニジマスが狙える釣り場として、多くの釣り客で賑わ っています。 氷結しない同湖はシーズンを通してボートから狙うスタイルで親しまれ、 例年、 10 月上旬 に ワカサギ釣りが解禁。ダム湖の宿命として、季節毎に水位の増減があり、急峻な山間に囲まれていることで水 深が深く、ワカサギが釣れる棚(水深)が目まぐるしく変化する等、テクニカルな釣り場として 親しまれて きました。これまでも 両毛 漁協では 、 積極的なワカサギ増殖に取り組 んでいて、 その 1 つとして 2018 年度に本事業へご応募 。 支援後は、人工ふ化器を中心に活用しワカサギ資源の増殖に取組まれています。 梅田湖の釣りはボート主体。梅田湖観光有 が窓口で運営されている。ワカサギシーズンにはボート固定用ロープ等も設置される。特に支援後は、シーズンを通して 200 尾~ 500 尾と安定した釣果に恵まれるようになった。中島組合長も資源量全体が安定した為と推察している。
増殖作業の労力は 1/10 以下となりふ化放流が可視化され釣果も安定
両毛漁協では、支援以前は各地の釣り場と同様に、ワカサギ卵の産地から受精卵を購入し、自作したショロ枠に受精卵を付着させて湖面に浮かべ、自然ふ化を待つという昔なが らの増殖方法 が 実践されてきました。 しかしこの方法 で は、 多くの人手が必要となることから、毎年人の手配・調整だけでもとても大変で、さらに 湖面に設置された受精卵が外敵から襲われやすかったりふ化 放流 の実態がほとんどわからない等のデメリットが多 かった とのこと。また、使用したシュロ枠は、次年度の為に全てキレイに洗って から 保管する必要があり、その作業だけでも数日掛かる重労働でした。 中島「 ワカサギ増殖は、実際の作業以外も大変な手間が掛かってましたから、 LOVE BLUE から ご支援いただいた後の労力は 1/10、いや、それ以下になりました 。 人手不足は漁協の大きな悩みの 1 つですけど、それが大幅に軽減されて、 釣り人の皆さんと 釣り界 から のご協力には本当に感謝しております!」 漁協事務所に保管される従来方式のワカサギ産卵用シュロ枠。 以前は これら全て使用前・使用後に苔落とし等の掃除及び消毒作業が必要で、とても大変な作業だったとのこと。支援前と比較すると 掛かる 労力は 1/10 以下 になっ た、 とのこと。