88歳北島三郎が1年4カ月ぶりに生歌唱「私は生かされて歌っている」豪快に4曲披露
演歌歌手北島三郎(88)が5日、東京・八王子市内で、コンサート「令和・歌の祭典2024」に出演し、23年6月以来、約1年4カ月ぶりにファンの前で歌唱した。公演を主催した日本クラウンの第1号歌手として、現在も自身が住む地元での開催に、満を持して参加した。 【写真】「北の漁場」を歌う北島三郎 10月4日に88歳の米寿を迎えた北島は、オープニングでヒット曲「北の漁場」を出演者全員と歌唱した。椅子に座り、弟子の北山たけし(50)大江裕(34)を後ろに従えて手でリズムを刻みながら声を張り上げた。歌唱後は「夢中になって、皆さんに支えてもらって歌の道を歩いているうちにあっという間の88年です」とあいさつ。「私は生かされているんです。今日は大勢の仲間と触れ合いながら、会場の皆さんに歌を聴いていただきたい」とファンに感謝の思いを伝えた。 後半では「88歳になっても元気でいられる源は、支えてくれる皆さんの励ましです。『頑張れや』という言葉です」とあらためてファンに感謝。妻の雅子さんの支えにも触れて「今日も電話をくれて、『あなたはいつもネクタイが曲がっているから気を付けて』と言われた。相方がいてくれるから元気でいられるんです」と愛妻にも感謝の言葉を送った。 3時間超のステージのラストを飾ったのは、この日発売した新曲「東京の空」とヒット曲「風雪ながれ旅」。そして国民的ソング「まつり」を出演者とファンの大合唱で締めくくった。 この日は北島ファミリーのほかに細川たかし、美川憲一、瀬川瑛子、鳥羽一郎ら全29組が出演。三女の女優水町レイコが司会を務め、米寿を迎えた北島の貴重な一夜を盛り上げた。【松本久】