「エディーさんも変わっている部分はあると思いたい」堀江翔太とリーチ マイケルが語る、新生ラグビー日本代表に抱く期待
6月22日、東京・国立競技場でイングランド代表の新体制初戦に挑むラグビー日本代表。エディー・ジョーンズ新ヘッドコーチは「超速ラグビー」というコンセプトを打ち出し、徐々に2月には一部の候補選手だけで合宿を実施。それを前後して各所を視察し、5月下旬にも一部のプレーヤーを集めてキャンプを行う予定だ。昨年、ジェイミー・ジョセフ体制で挑んだラグビーワールドカップ・フランス大会を1次リーグ敗退に終え、結果と若返りの両面が求められている現在の日本代表について、通算4回のワールドカップを経験した堀江翔太とリーチ マイケルはどのように見据えているのだろう。 (文=向風見也、写真=ロイター/アフロ)
「僕は、蚊帳の外ですよ」と笑う経験豊富な38歳
エディー・ジョーンズ ヘッドコーチが約9年ぶりに再登板したラグビー日本代表は、6月22日にイングランド代表と現体制下初の実戦をおこなう。 それに先立ち2月には、福岡で「トレーニングスコッド福岡合宿」がおこなわれた。ちょうど国際試合が予定されていた国内リーグワンの前年度4強勢を除くチームから人員が集まり、ジョーンズの「超速ラグビー」というコンセプトをミーティングと実戦練習で把握した。 5月20日からおこなうのは「15 人制男子トレーニングスコッド菅平合宿」。18日以降に開催されるリーグワンのプレーオフ、入替戦に出るチーム以外からメンバーがリストアップされ、長野・菅平で汗を流す。 「もちろん、僕が目をかけている選手は頑張ってほしいですし、外から日本代表は応援しますよ」 こうエールを送るのは堀江翔太。日本代表として2011年のニュージーランド大会から通算4回のワールドカップに出場した38歳。2012年からの4年間は、第一次ジョーンズ政権を経験している。 スクラム最前列中央のフッカーという位置を担い、ラン、パス、キックを操る万能アスリート。いま実施中の国内リーグワンを最後に引退するとあり、これからの日本代表との関係性については「僕は、蚊帳の外ですよ」と笑う。