最大200万円の補助金で人気が急上昇「断熱リフォーム」 “世界最低レベル”日本の家の断熱性能
9月も後半ですが、17日も京都では猛暑日となり、なかなか夏の終わりが見えません。 そんな中で人気が急上昇しているのが、家の「断熱リフォーム」だといいます。 ■【動画で見る】暑すぎる日本の家「断熱リフォーム」で年間冷暖房費34%減 日本の家の断熱性能は『世界最低レベル』 人気の理由は、「猛暑」だけではないということで、背景を取材しました。
■「秋の真ん中」の時期でも、「猛暑日」「熱帯夜」の記録を更新中
【記者リポート】「9月も半分が過ぎましたが、京都市内の気温、手元の温度計でなんと38度、立っているだけで汗がふき出してくる暑さです」 17日も「猛暑日」となった京都市、実は、9月17日までで「猛暑日」を年間51日、夜の最低気温が25度を上回る「熱帯夜」を60日観測。 【金沢からの観光客】「大谷さんじゃないですけど、50‐50を覚悟して来たんですが本当に暑いです。これがいつまで続くのか、去年みたいに秋が短いのか、心配をしてますけど」
17日は「中秋の名月」。 旧暦ではすでに「秋の真ん中」の時期ですが…夜になっても、30度を超える状況が続いています。 なかでも多く聞こえてきたのは、家の暑さを嘆く声です。 【街の人】「エアコンはずっとつけっぱなしで」(Q.夜寝る時も?)「はい」 【街の人】「昼も夜も冷房なかったら生きていかれへんような感じですね」
■日本の家が「暑くなりやすい」原因は“窓” 急激に高まる「断熱リフォーム」人気
そんな中、関西テレビが取材したのは、大阪府茨木市に住む中島さんのお宅です。 【中島理恵さん】「基本的に、ずっとむーっとしている。エアコンを夏はつけてから冷えるまで1時間以上かかるので。遮熱のカーテンを使っている。ちょっとでも涼しくなるように。それでも暑くてあまり意味がない」 実は、ほとんどの日本の家の断熱性能は、現在の基準に達しておらず、「世界最低レベル」ともいわれています。 特に、断熱性の低い窓が、熱を取り込んでしまうことが、日本の家が「暑くなりやすい」原因になっているのです。 中島さんのお宅では、暑がりの父親とちょっとしたトラブルも。 【中島理恵さん】「エアコン下げろっていう論争。父親がブワーってエアコンかけて室外機がまわるとうるさい。エアコン切れって私たちが言って」 【中島理恵さんの父】「もめてたな。文句言うんです」 【中島理恵さん】「私が文句言って『うるさい、寝られへん』って」