「日本のベニス」満喫 富山県射水市内川周辺、県外在住者対象に移住体験ツアー
富山県射水市への移住に関心がある県外在住者を対象にした1泊2日の体験ツアーが14日、同市で始まった。参加者は新湊地域を流れる内川周辺を散策し、自然と歴史が息づくまちの魅力に触れた。 市の委託で空き家と移住の相談窓口「#みらいシテン射水」を運営する一般社団法人とやまのめ(西高木・小杉)が初めて企画。まち歩きや地元で活動する若者との交流、食文化の紹介を通じ、市の魅力を伝える。東京都と大阪府の4組7人が参加した。 参加者は川の駅新湊(立町)を起点に内川周辺を巡り、「日本のベニス」と称される美しい景観を満喫した。川沿いにある水産加工販売「IMATO」(イマト、本町3丁目)を訪れ、ホタルイカとアジの干物を味わった。 10月に開業したカフェ&バー「OWATOCO」(オワトコ、中央町)では、店主の五十嵐友輔さん(25)から祭礼が盛んな新湊の特色や地域活性化への思いを聞いた。大阪市の会社員、藤田聡明さん(43)は「歴史を感じられる良いまち」と話した。15日はバーベキューなどで親睦を深める予定。
とやまのめは2025年度も同様のツアーを定期開催し、移住者の呼び込みやニーズ把握につなげる。