【フィギュア】世界選手権男子3枠目の壷井達也「ふさわしいかどうか」と吐露も「最高の演技を」
フィギュアスケート男子で来年3月の世界選手権(米ボストン)代表に内定した壷井達也(22=シスメックス)が23日、大阪・東和薬品RACTABドームで会見に出席し、初舞台へ抱負を述べた。 難関国立大の神戸大4年生の壷井は、22日まで行われた全日本選手権でショートプログラム(SP)14位からフリー3位と大きく巻き返し、自己最高の総合3位に入った。初代表に選ばれて「率直にうれしく思っています」と喜びを語った。 世界選手権では26年ミラノ・コルティナダンペッツォ五輪の日本の出場枠がかかる。「実力的に世界選手権の代表にふさわしいかどうかは自分の中で整理できていないところもあるが、選ばれたからには自分ができる全ての練習をスケートに捧げたい。世界選手権で最高の演技をして、来年の五輪の枠取りに少しでも貢献したい」と決意を込めた。 男子の世界選手権代表(3枠)は鍵山優真、佐藤駿に続く3枠目が注目されていた。今大会8位ながら今季のGPシリーズ・スケートアメリカ3位などの実績がある三浦佳生(19=オリエンタルバイオ/明治大)も候補に挙がっていたが、全日本で表彰台に入った壷井が選出された。22日夜の日本スケート連盟による会見では、竹内洋輔強化部長が「素晴らしい演技が安定的にできる」と理由を説明していた。