和歌山キワニスクラブ「きらり賞」に女子高生バンド
高校生のオリジナル音楽を讃える、第28回和歌山キワニスクラブ青少年のメッセージ「きらり」の表彰式が、3月26日和歌山市で開かれ、受賞者が表彰を受けた後、オリジナルソングを披露しました。 「きらり賞」は、社会奉仕団体の和歌山キワニスクラブが、音楽制作を通じて芸術への関心と創作意欲を高めてもらおうと、和歌山県内の高校生を対象にオリジナルの音楽を募集して表彰しているもので、今回は「Let‘s Fly! 未来に向かって羽ばたこう」をテーマに6つの作品が寄せられました。 選考の結果、最優秀の「きらり賞」に、和歌山信愛高校1年の4人の女子生徒でつくるバンド「coffeeみるくシュガー」の「t0wa(トワ)」という作品が選ばれたほか、優秀賞2作品と、奨励賞1作品も選ばれました。 和歌山市のホテルアバローム紀の国で開かれた表彰式典では、受賞者が、和歌山キワニスクラブの西口伸会長から表彰状と記念品の目録を受け取った後、演奏を披露しました。 「きらり賞」を受賞した「coffeeみるくシュガー」の4人は、和歌山信愛高校1年生で、中学1年の時から軽音楽部のクラブ活動でバンドを組み、これまで4年間、活動してきました。そして、今回、初めてオリジナルソングを作詞作曲し、応募しました。 バンドのリーダーで、ベース担当の蒸野菜々花さんは「今回、応募しようと言い出したのが私で、みんなに協力してもらって受賞まですることができてよかったです。これからは、ほかの大会にも参加するなどしてこの4人で長く活動を続けたい」と話し、作詞を担当したリードギターの木村心咲さんは「なかなか歌詞が思い浮かばず、みんなから言葉をもらって書いたので、全員で作詞したようなもの。4人が知り合って一緒に活動する中で、互いを頼りにして感謝していることも盛り込みました」と話しました。 このほか優秀賞には、県立星林高校吹奏楽部の「空に向かって」が選ばれ、26日のステージでおよそ30人の部員が合唱したほか、同じく優秀賞に選ばれた県立海南高校3年の二川凛さんが、「一歩」というオリジナルソングを披露しました。 また、奨励賞には、県立那賀高校放送部の「未来図」が選ばれています。