『60歳からは自分育てと”好き“を楽しむ』（主婦の友社）

　60歳はまだまだ成長期。“好き”を極め生き生き過ごす人にふれる一冊『60歳からは自分育てと”好き“を楽しむ』（主婦の友社）が発売された。お手本になる実例や専門家のアドバイスをもとめて雑誌をめくるのは、この世代の日常のひとコマだ。 【写真】俵万智のインタビューや、自分らしく素敵に暮らす60代の実例を見る 　2023年1月に発売したムック『60代からの小さくて自由な暮らし』（主婦の友社）は、ライフスタイルに焦点をあて、憧れのインフルエンサーたちが登場。好評を集め、累計発行2万部を超えるヒットに。月刊誌の『ゆうゆう』や、ゆうゆう増刊のワンテーマムックもこの世代に愛されている。 　そんな雑誌好きな世代に向けて、本誌は「60代は始めどき」をテーマにお届け。したいのにできなかったこと。じっくり取り組みたいこと。誰かのためにしたいこと。時間があるからできること……些細なことであっても、やらなければそのままになってしまう。人生1周回って次のステージは、好きなことを栄養に、自分育てを楽しむとき。 　巻頭に俵万智さんのスペシャルインタビュー。短歌を始める人へのアドバイスも。この12月で61歳になる俵さん。先日は紫綬褒章の受章でも話題になった。280万部を超えるベストセラー『サラダ記念日』をはじめ、子育て期の心情を映した『プーさんの鼻』、最新作の『アボカドの種』など著書多数で、創作への情熱がとぎれることはない。 　俵さんは、歌を詠むことのよさを「日常に立ち止まる時間が生まれ、言葉にするために、もう一度味わい直すことがでる」「歌は、だれにでもできる、最も始めやすいクリエイティブなこと」と言い、これから短歌を始める人への実践的なアドバイスもくれた。 　他にも、60代からを自分らしく素敵に暮らす実例、「60歳からの暮らし方」のそこが知りたい！にプロがアドバイス、体のメンテやお金の管理のこと、何か趣味を始めたい人への情報も。60歳を超えていきいきと過ごしている皆さんの表情や言葉に触れると、一歩を踏み出すパワーがわいてくるはず。さあ、人生の楽しみはこれからだ。