「重要指標はなんとリーグ2位...!」圧巻の成績を残すカブスの「今永昇太」の登板後に、母が電話で「必ず伝える言葉」
記者も助かる質問に答える姿勢
「掛ける言葉は決まって『怪我せずによかったね』ということだそうです。もちろん勝てたら当然、嬉しいでしょうけど、それ以上に無事に投げ終えられたことが一番というのは親心ですよね。独り身ですし、アメリカでの食生活は大丈夫かなと思っていましたが、お母さんによると『向こうのほうが合っているみたいで、体重も90kgになったんです』と問題ないようです。でも、『そんなに太って、フィールディングとか大丈夫なんでしょうか』と私に聞いてこられて、ついつい心配してしまうんでしょうね。 それに『昇太が投げるときは、よく打ってくれるんですよ』とチームメイトに感謝していました。息子がプロ野球選手になると、傲慢になってしまう親もいたりするのですが、そういうこととは無縁のご両親です」(早川氏) ともに教職に就いていた両親のおかげで、今永もしつけが行き届いた青年に育ったようだ。 「すごく真面目な性格ですし、周囲への気遣いもできる。取材でも、こちらが1を聞くと、10くらいにして答えてくれる。よく『投げる哲学者』と形容されますが、頭の回転も早いですし、理路整然と話す。本もよく読んでいるんでしょうね。難しい言葉も自然と出てきます」(DeNA担当記者) 次回記事「「こちらでは僕は1年生」...驚異の《防御率0点台》でカブスをけん引する「今永昇太」が亡き父から「学んだこと」」では、謙虚な両親と重なる今永の振る舞いや、亡くなった父との秘話をお届けする。
週刊現代(講談社)