【大学野球】明大の3年生右腕・高須大雅が最優秀防御率獲得「目標はドラフト1位…ふさわしい投手に」
東京六大学野球春季リーグ戦の全日程が2日に終了し、明大・高須大雅投手(3年=静岡)が防御率1・38で、防御率1点台の投手が4人並んだし烈な戦いを制し、最優秀防御率に輝いた。 高須は昨春に2年生でリーグ戦デビューを飾ったが先発としての登板はなし。だが、「ずっと先発はしたいなと思っていたので、チャンスが来たらやってやるぞという準備はしていました」とその時に備えていた。そして、今季2度目の登板で初先発を任された4月28日の対早大2回戦で7回3安打4奪三振無失点と好投。自身のリーグ戦初勝利を収めると同時に、先発としての信頼を獲得。結果、今季先発として4試合に登板し、3勝を挙げた。 急成長を遂げた中で手に入れた最優秀防御率のタイトル。高須は「うれしい。神宮で結果を残せてなかったのでホッとしてます」と素直な思いを口にした。 明大は今季あと1歩のところで優勝を逃した。秋季リーグ戦に向け、「もっと長いイニングを任せてもらえるようにスタミナをつけたい。自分の中でドラフト1位というのを目標に置いているので、そこにふさわしいピッチャーになれるように」と秘めたる熱い思いを語った右腕。来年のドラフト会議で1番にその名前を呼んでもらうため、まずは高須が明大のリーグ優勝への原動力になる。
報知新聞社