「ゼクシオ13」「T350」と比べてどう? テーラーメイド「Qi アイアン」
「弾き飛ばす」打感
【シオさん】 今回、メインで打つのは7番アイアン。ロフトは28度ですね。 【ミタさん】 各番手のロフト角はステルスとまったく同じです。ただし、Qiアイアンには18.5度の4番アイアンが登場しました。6番からPWの5本セット。4番、5番、AW、SWが単品販売です。 【シオさん】 実際に打つと、フェース全体でボールを受け止めて弾き飛ばすようなフィーリングですね。フェース下部でミスヒットしても飛距離が落ちることなく、キレイなドローボールが打てました。これはやさしそう。 【ヨシダくん】 「柔らかい」と「硬い」の中間と言ったところの打感でしょうか。個人的には、同じ飛び系でライバルになりそうなタイトリストのT350 アイアン、ゼクシオ 13 アイアンの方が、インパクトが手に伝わる感じがしました。 【ミタさん】 Qiアイアンは、テーラーメイドの別モデル、P790 アイアン、P770 アイアンと同じように「FLTD CGデザイン(フライテッドCGデザイン)」を採用しています。番手ごとに最適な重心設計をすることで、それぞれに求められる役目を果たしてもらうのが目的。「右へのミスを防ぎ、飛んで曲がらない」を全体のテーマにしながら、ロフトが立った番手ほど低重心設計に。ステルスよりも、ロングアイアンのつかまりが良くなったように思います。
【ヨシダくん】 ボールをオートマチックに飛ばせる良さがあります。“100切り”を目指す人、100前後のゴルファーには大きな武器になってくれるのではないでしょうか。『とにかく曲げたくない、スコアを作りたい』という方にはうってつけと言えそうです。
ロングアイアンに魅力
【シオさん】 7番の総飛距離が180yd。その触れ込みには偽りはありません。直進性が高い分、ボールに勢いがあります。43.2度という落下角度は、飛び系アイアンでは悪くない数字です。より高い弾道を打てるシャフトに変更すればグリーン上でも止まる球が打てると思います。今回新たにラインアップされた4番アイアンは、同じ単品販売の5番同様、別モデルのアイアンセットと組み合わせてキャディバッグに入れるプレーヤーもいそうです。テーラーメイドはツアープロがコース状況によって使うことも想定しているかもしれませんね。 【ミタさん】 フェアウェイウッドやウッド型ユーティリティが苦手、アイアン型ユーティリティよりもさらにシャープさが欲しいゴルファーはこの手のロングアイアンは重宝する気がします、。P790アイアン、P770アイアンを使っている方が、Qiアイアンの長い番手をチョイスすることも考えてみては。