トゥオーノ660 概要：”雷”を意味する軽快なファイター

アプリリア トゥオーノ660

アプリリアが放つ中間排気量の高性能ロードスポーツモデル。 名前はイタリア語で”雷”を意味する。ヘッドライト周辺のフロントや、エンジン周りのカウリングといった特徴から一見フルカウルスポーツと見紛うかもしれないが、RS660をベースにしたネイキッドモデル。スポーティなカウリングによって高性能な走りを視覚化しつつも、サイドカウルは取り外されている。 →【画像】アプリリア トゥオーノ660/ファクトリー〈いま国内で買える新型バイクカタログ〉 乾燥重量169kgに元気なエンジンを組み合わせることで、軽量さゆえの扱いやすさも持たせている。加速重視のセッティングとして日常速度域での機敏性も高めつつ、アップハンドルとしたことでよりナチュラルな体勢で取り回せるようになっている点も特徴だ。街乗り性能とファンライドに求められる要件を満たした、ミドルスポーツらしいオールラウンダーだ。 STDは2021年から国内導入。上級仕様のファクトリーモデルが2022年から導入となっている。

2021 トゥオーノ660：ミドルクラストップレベルの電子制御

トゥオーノ660のベースグレード。ライドバイワイヤ電子制御スロットルをはじめ、トラクションコントロール／ウィーリーコントロール／エンジンブレーキコントロールといった豊富な電子制御を採用。 2021年に導入され、途中イリジウムグレーがディスコンとなった以外には大きな変更点なく、継続して販売されている。 【2021 APRILIA TUONO 660】◼︎水冷4スト並列2気筒DOHC4バルブ 659cc 95ps/10500rpm 6.83kg-m/8500rpm ◼︎169kg(乾) シート高820mm 15L ◼︎タイヤF=120/70ZR17 R=180/55ZR17 ●色:コンセプトブラック/アシッドゴールド ●価格:141万9000円 ●発売日:2021年3月9日

2023 トゥオーノ660ファクトリー：よりスポーツ走行向き

トゥオーノ660の上級モデル。トゥオーノ660のフルカウル版にあたる、RS660と同じ馬力を発揮する、より高出力なエンジン設定としている。また、鉛バッテリーに対して軽量なリチウムイオンバッテリーを積むことで、STDからさらに2kgの軽量化を図った。街乗りとスポーツ走行を考えた時、よりスポーツ走行を楽しみたいなら、是非選びたいモデルだ。 ファクトリーダークの1色にてまず2022年に登場、2023年モデルとしてトゥーファストを追加設定し、そのまま継続販売されている。 【2023 APRILIA TUONO 660 FACTORY】◼︎水冷4スト並列2気筒DOHC4バルブ 659cc 100ps/10500rpm 6.83kg-m/8500rpm ◼︎169kg(乾) シート高820mm 15L ◼︎タイヤF=120/70ZR17 R=180/55ZR17 ●色:ファクトリーダーク/トゥーファスト ●価格:156万2000円 ●ファクトリーダーク受注開始日:2022年4月25日

────────── ●まとめ:ヤングマシン編集部 ※本記事では原則として、記事作成／更新時点で車両メーカーから国内販売がアナウンスされている公道走行可能車両を対象としています。※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。