ツバルの前首相と現首相、台湾との国交維持を強調
(シドニー中央社)南太平洋の島国、ツバルのカウセア・ナタノ首相とエネレ・ソポアガ前首相が31日、それぞれ中央社のインタビューに応じ、中華民国(台湾)との外交関係の継続を支持する立場を示した。 ツバルでは26日に行われた総選挙で親台湾派のナタノ氏が落選したこともあり、新議会が台湾との関係を見直し中国を国家承認する可能性が取り沙汰されている。 ツバルの首相は国会議員の互選で決まる。ナタノ氏は、大多数の議員当選者が台湾との関係を支持しており、自身の後任も同じ立場を取るだろうとの見方を示した。 今回の選挙で再選を果たし首相に返り咲くことを目指すソポアガ氏は、「われわれと台湾の友情が今後も続いていく」とした上で、自身が国の指導者になろうが一議員にとどまろうが台湾との友好関係の確保と継続に努めると強調した。 同じく南太平洋にあるナウルが今月15日、台湾と断交し、同24日に中国と国交を樹立した。 (楊淳卉/編集:羅友辰)