神戸沖で見つかったクジラの死がい（10月31日）

　10月30日に神戸市垂水区の沖合で見つかったクジラの死がいについて、神戸市は15日、約3年の年月をかけて骨格標本にすると発表しました。 　神戸市によりますと、10月30日に漁業関係者によって発見されたクジラは体長約14メートル、体重約13トンのメスで、ヒゲクジラの一種とみられるということです。 　発見された時にはすでに死んでいて、死がいは一時、神戸市東灘区の六甲アイランド近くの防波堤で係留されていましたが、天候が荒れた場合に備えて、2日後に神戸市の埋め立て地に陸揚げされました。 　神戸市はこのクジラについて、約3年間かけて骨だけの状態にして、博物館で骨格標本として展示する予定だということです。 　処理費用はこれまでに1000万円ほどかかっているほか、今後については競争入札で決め、最終的には水産庁の「寄鯨調査事業」の補助金を利用する方針だということです。